2015年6月30日

ソーシャルエンジニアリング

 情報セキュリティで使われる言葉です。
 機械的や技術的な手段ではなく、人間の行為や、行動における心理的な弱点をねらう手法によって、パスワードなどのほか個人情報や機密情報などを搾取する行為や手口を指します。

 ごみ箱の中の廃棄された書類をあさる「トラッシング」、後ろからパソコンの画面をのぞき見する「ショルダーハック」、入室者の後ろについて侵入する「ピギーバック」などが代表的な例ですが、このほかにも、利用者を装って情報を聞き出す「なりすまし」やエレベーターの中での会話を盗み聞くなど、人間のちょっとした不注意や油断から情報が漏洩するリスクがあることを忘れてはいけません。

 こうした事例からもわかるように、どんなに厳しい規定が定められていても、どんなにセキュリティ対策が施された情報システムを利用していようとも、それらを守り、ルールにしたがった行動をとらなければ意味がありません。
 私たち一人一人が情報管理の認識を新たにする時代が来ているのかもしれません。

2015年6月22日

「改善」とはいえ・・・

 ひさびさにgmailを利用したら、アイコンやレイアウトが変更されていて少々戸惑いました。
 メールの新規作成を試みたものの、ITリテラシーの高さに自信のない私は、案の定その画面に辿り着くまでに人並み以上の苦労と時間を要しました。

 メールに限らず、g社のコンテンツはしばしば改良されていますよね。機能の向上や改良は結構なことですが、十分に周知されないまましかも頻繁に実施されるのにはいささか閉口します。

 改善のためとはいえ、これまでとは異なる操作が突然に求められるのは、少々抵抗を感じます。 少なくとも、私たちはこうした仕事の進め方をしないよう、あらためて心がけようと思います。

2015年6月15日

「公文書館」に関する情報 7

 平成26年10月1日に開館した相模原市立公文書館の「相模原市立公文書館だより 平成27年5月 創刊号」がネット上で公開されています。

 興味深いのは、「相模原市立公文書館ができるまで」(3ページ)。
 相模原市立公文書館は、旧城山町議場を利用して整備されましたが、「相模原市立公文書館ができるまで」には、議場をリニューアルしていく過程が写真で詳細に紹介されています。

 
 平成の大合併では、多くの市町村が廃止されたはず、現在、旧庁舎の旧議場はどのように活用されているのでしょう。

  「相模原市立公文書館だより 平成27年5月創刊号」は、以下で読むことができます。http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/029/728/201505.pdf

2015年6月8日

情報の安全性

 日本年金機構での個人情報流出が大きく報道されています。
 ベネッセでの事件や、企業の機密情報が流出した事件も記憶に新しいところです。
 また、今年10月以降にはマイナンバーが付与され、ますます情報のセキュリティ管理がクローズアップされていくでしょう。

 確かにデータが流通する事で世の中は便利になっていきますが、「利便性」と「安全性」という一見相反する事柄の両立をどう確保していくのか・・・頭の痛い課題です。

 また一方で、漏えい事故件数をみると、紙媒体が7割近くを占めているという統計も出ており、見落としがちな紙媒体の管理についても忘れてはならないと言えるでしょう。
 実は組織として重要な情報程、紙媒体である事が多いのではないでしょうか。

 業務として、主に紙媒体の管理(所在管理、ライフサイクル管理、マイクロ化によるバックアップ)に長く携わってきた当社では、文書管理の観点から、情報の安全性確保のための提案を継続しています。

 関連して、近々情報のセキュリティ対策、リスク対策などを中心とした「BCP(事業継続計画)強化のための文書管理対策」と題したミニセミナーを数回に渡って開催する予定ですので、ご期待ください。
 日程等は随時HP上に公開致します。

2015年6月3日

地震で考えたこと

 週末に発生した小笠原諸島西方沖を震源とする地震では、マグニチュード8.1という極めて強いエネルギー値に驚いたところですが、人的・物的な被害がほとんど発生していない点で幸いでした。

 しかし東京周辺でも強い地震となり、高層マンションや商業施設のエレベーターが停止して避難ができなかったり、大半の鉄道がしばらく停止して駅周辺に人が溢れかえったりと、都市機能が一時的にマヒした様子が繰り返し報道されていました。

 東日本大震災から4年が経過しましたが、依然として課題は残されているような気がします。

 私もこの機会にBCP(事業継続計画)について再度考え、できることから実践することにしました。
 そこで気付いたことをお客様にご提案し、お役に立てていただこうと考えています。