2014年11月25日

11月22日の長野県北部地震で感じたこと

 11月22日の22:08頃、長野県北部を震源とする地震が発生しました。 最大震度は、6弱とのことです。
 被害にあわれた方には、心よりお見舞い申し上げます。

 「気象庁震度階級関連解説表」の「人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況」によれば、「震度6弱」とは、以下のようなものだそうです。
 ・ 立っていることが困難になる。
 ・ 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。
 ・ ドアが開かなくなることがある。
 ・ 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
 このような規模の地震が発生した場合、事務室や職場環境はどうなってしまうのでしょう。

 庁舎の倒壊は免れたとしても、キャビネットや書架が倒れたら、移動書架がレールを外れたら、書庫のドアが開かなくなったら、電気が止まったら、全職員が参集できなかったら・・・・・・・。

 災害対策で最も大切なのは、「想像力」だといわれています。


2014年11月17日

PDCAサイクル

 PDCAサイクルとは、計画を立てる(Plan)、計画を実行する(DO)、途中や終わりに評価する(Check)、次に向けて改善する(Action)ということを繰り返し、計画を着実に実行しながら、改善や見直しを行って、より仕事の質を高めていくことです。

 業務を行なう上で、また規程や決め事を作成・遵守していく上でも、重要とされている言葉です。

 計画を立てても、それ通りにいく場合ばかりではありません。
 むしろ、うまくいかないことの方が多く、途中でより効率的な手法を取り入れる必要があったり、全く別の方法をとる方がよいこともあるでしょう。
 規程などについても、一度決めたからといって、それさえ守っていればよいということではなく、常に見直しを行なって、運用の現状に合わせて、また社会情勢や新たに出現した課題等にも対応できるよう柔軟に変えていく必要があります。

 様々なものが非常に早いスピードで移り変わっていく昨今、そうした柔軟性や変化を恐れない姿勢が必要なのかもしれません。

 昨日言っている事と今日言っている事が違っていて、あの人は一貫性がないと批判をする場面がありますが、もしかしたらそれは、より良い方向へ柔軟に変化しているからなのかもしれません。
 もちろん、元々の目的や方針等の根幹部分まで揺らいでしまうのはよろしくありませんが・・・


2014年11月10日

「あたりまえ」のありがたさ

 【朝起きて、食事や身支度をして会社にむかう】
   ↓
 【会社に着いてパソコンのスイッチを入れてメールをチェックし、そのまま仕事に入る】

 こんな「あたりまえ」の日常も、些細な原因でうまくいかなくなることも考えられますよね。

 【朝起きたら健康状態が良好でなく、頭が重い(こんなときに限って、重要なプレゼンがあったりして・・・)】
   ↓
 【いつも通勤に利用している電車やバスが運休していたり、ダイヤが大きく乱れていた】
   ↓
 【会社に着いてパソコンの電源をいれても、システム障害でメールやアプリケーションが利用できない】

 かくいう私、上記のほぼすべて経験済みです・・・。

 あるコンサルタントの先生が講演で話されていたことですが、「『想定外』という言葉は『東日本大震災』以来通用しなくなった」という解説が強く印象に残っています。
 「平時のときこそ危機管理を!」と心がけたいものですね。

2014年11月4日

地方公共団体の業務継続計画(大阪府および府内市町村)

 ネット上で興味深い資料を見つけましたのでご紹介します。

 府内市町村BCP策定促進検討会がまとめた「府内市町村BCP策定の手引書 とにかく市町村BCPを作ってみよう」(平成25年7月 以下、「手引書」)です。

 「手引書」の「はじめに」によれば、これは、平成24年度に大阪府が府内22市町の参画を得て設置した「府内市町村BCP策定促進検討会」の4回のワーキングの結果をまとめたものとのことです。

 その特徴は、とにかくわかりやすいこと。
 もちろん、大阪府以外の都道府県内市区町村においても大いに参考になる資料です。

 この「手引書」は、以下で全文が確認できます。
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/20892/00000000/tebiki-sankou_all_2507.pdf