2011年7月25日

今週末は「文書管理セミナー」特別編(宇都宮会場)開催です!

 暑い日が戻ってきましたが、皆さま体調を崩されていませんでしょうか。私の周辺でも「風邪気味」という方が意外に多いので、どうぞご自愛ください。

 さて当社の文書管理セミナーも、茨城・千葉会場を好評のうちに開催することができました。
 日常業務に加えて災害復旧等で多忙を極められるなか、多数のご参加者をお迎えすることができ、心より感謝申しあげます。他の会場のセミナーについても参加申し込みを受付中ですので、よろしくお願いいたします。

 さて、今週金曜日(7月29日)は宇都宮会場でセミナーを開催します。地元 宇都宮での開催は第15回目という節目にもあたるので、より充実したプログラムをご用意しております。

 この4月に施行された「公文書管理法」であらたに定められた「歴史公文書等の保存、利用等」については運用事例が多くないこともあり、どう対応すべきか頭を悩ませているご担当者も多いと思われます。

 こうした点を考慮しアーカイブズ部門における事例紹介を充実させようと検討した結果、小山市文書館の石川館長様、学校法人国士舘 国士舘史資料室の熊本様のご両名に講師をお引き受けいただくこととなりました。資料収集や選別作業でご苦労されている点、直面している課題など、お二人に「生の話」をお話しいただく貴重な機会となりそうです。

 また、毎回好評を博しております弊社特別顧問の益田の講演も、条例化の動向や事例に加え、先の震災で直面した文書管理上の危機対策について取り上げる予定です。すこしでも興味のある方は、当社セミナー事務局までご連絡ください!(電話 028-665-9777) 

2011年7月19日

「公文書管理」条例に関する動き 4

 ①記録管理学会、②日本アーカイブズ学会、③全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、④ARMA International 東京支部の各団体が平成22年に共同で設立した地方公共団体文書管理条例研究会が報告書「公文書管理条例の制定に向けて ~より良い公文書等の管理を目指して~」(H23.6.17)をまとめ、公表しています。

 この100ページにもおよぶ報告書は、現在、公文書管理条例を考えるうえで最も重要な資料のひとつです。

 報告書は①、②、③、④の各サイトに掲載されています。

2011年7月11日

歴史と文書管理

 私は歴史の専門家ではないので、大層なことは言えませんが、
「過去を学ばずして発展はない」と言っていた知り合いがいます。

 温故知新という言葉もあるように、歴史を学ぶということの目的の1つには、「かつてどういった判断、経緯でそのような結果に結びついたかを知り、成功するために、または逆に同じ過ちを繰り返さないために、次の判断へ生かす」事が挙げられます。
 教科書に書かれた出来事や、偉大な人物だけが歴史ではないのです。

 文書管理を適切に行うという行為も、歴史を残すという行為につながっています。
 ただし、過去の教訓として生かすためには、経緯もわかる形で文書を作成し、将来につながるように残すということが重要です。

 私たちが日常的に行っている、文書を作成してファイルするという行為も歴史を作っているといっても過言ではないのかもしれません。

2011年7月5日

知事さんから感謝状をいただきました!

 時代の変遷や生活スタイルの均質化ともに、静かに消えゆく郷土の歴史や文化が少なくないといわれます。
 いわゆる「限界集落」と呼ばれる地域では、何世代も前から古くから伝わる「祭り」や「行事」ですら、担い手不足により継承が危ぶまれています。

 少なからず「歴史」や「文化」に関わっている当社としてこうした課題に少しでもお役に立てればと思い、「栃木県文化振興基金」に気持ちばかりの寄付をさせていただきましたところ、このたび知事感謝状をいただくことになりました。

 感謝状の贈呈式には他の事業者や個人の方とともに臨みました。福田富一 栃木県知事さんから謝辞をいただいたあと、会場中庭で記念撮影。「緊張でカチカチの表情になってるだろうな・・・」と思うあいだに、式も滞りなく終了しました。

 このような機会をいただいたことに、むしろこちらが感謝の気持ちを持たせていただきました。これからも、微力ではありますが社会貢献を継続できる会社でありたいと思います。