2017年6月27日

今日を全力で過ごす

 がんと闘病している従兄弟がいます。

 50歳代前半といえば、まさに働き盛りのとき。
 何度となくこの理不尽を恨んだと思うのですが、そんな素振りをみせずに見舞者と談笑する姿に心を動かされました。

 仕事であれこれ取り組んでいること、家族と過ごしている時間・・・。
 毎日あたり前のことと思っていることが、今日もいつもどおりに出来ていることのありがたさに、心から感謝しようと思いました。

 ありがたい、って「有難い」ことなんですね。
 だから、今日、いまこの瞬間を全力で過ごそうとあらためて思います。

2017年6月19日

東京都の文書管理について 5

 平成29年第2回定例会において、東京都公文書の管理に関する条例(以下、東京都公文書管理条例)が成立し、平成29年6月14日付の「東京都公報(増刊49号)」に掲載されました(注1)。

 東京都公文書管理条例に非現用文書の保存、利用に関する直接的かつ具体的な規定はおかれていません。
 ただし、東京都は、「非現用文書の保存、利用に関する直接的かつ具体的な規定」を条例で規定することを否定しているわけではありません。

 東京都公文書管理条例の整備に向けて平成29年4月7日から同月26日まで行われた「東京都公文書の管理に関する条例案の概要の公表及び意見募集」において寄せられた意見に対して「歴史公文書等の取扱いについては、新たな公文書館が開館する平成31年度までに、公文書館の在り方と併せて考え方を整理し、この条例に規定を追加する予定です。」と回答しているからです(注2)。

注1
「東京都公報(増刊49号)」(平成29年6月14日)
http://www.tokyoto-koho.metro.tokyo.jp/file/koho/id/4007/f/9695/2017_49.pdf

注2
東京都総務局「東京都公文書の管理に関する条例案の概要に対する意見募集の結果について」(平成29年5月19日)
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/ikennkoubokekka.pdf

2017年6月5日

厚いファイルと薄いファイル

 紙文書を綴じる時、厚いパイプファイルにするか、薄いフラットファイルにするか迷う事があります。

 案件の文書量が多い時にパイプファイルを使用しますが、大量の文書の中から該当する文書を探す場合にはとても苦労します。
 ただし、中の一枚をコピーしたい場合等は、長い金属棒のおかげで、穴に通したまま、ばらけてしまう恐れなく文書を取り出し、戻す事ができます。
 一方、フラットファイルの場合は、途中の文書を取り出す時には、概要文書よりも上の文書を穴がずれないように慎重においておく必要があります。

 また、フラットファイルの場合、それごと数冊持ち出す事が可能ですが、重いパイプファイルの場合は困難を要します。

 どちらも利点と欠点があり、用途に応じた活用が必要です。

 それでも、1冊1冊が薄く、それ毎にファイルタイトルがついたフラットファイルの方が一番効率に影響する「検索時間」を考えると優位と感じます。
 しかし、その優位性を発揮するためには、検索に必要な「具体的なファイルタイトル」が必須である事は言うまでもありません。