2013年7月30日

変化をリードします!

 私が社会人生活をスタートした20年前は、パソコンといえばデスクトップ型が主流で、さらに1人一台の配備なんて考えられない頃でした。
 それが現在では、タブレットやスマホといった携帯端末が、企業や個人を問わず急速に普及しています。
 時代とともに環境も変わり、それにともなうワークスタイルやライフスタイルの変化も実感します。

 「変化」といえば、私たちにとっても「ファイリングマネージャー」の開発を機に、ひとつの転換期をむかえたといえそうです。
 ユーザー様の声をお聞きしたり、市場調査をすすめるうちに、まだまだ多様なご要望があることを確認しました。

 現在、これまでに培ったシステム開発技術を活かした新製品を開発しています。

 キーワードは、「情報の見える化」

 どうぞご期待ください!

2013年7月23日

文書の危機管理とは

 去る7月12日、宝塚市役所で放火事件が発生しました。まずは、死者が出なかったことが本当に何よりでした。
 ネット上に公開されている現場(市税収納課)の画像を見ると焼けた紙片が多く見られます。
 日経電子版(2013/7/14 20:08)の「焼失と発表の市税台帳は無事 放火の宝塚市役所」には、3種の文書の被害について以下の事実が記されています。

・【市税の滞納や徴収に関する台帳(約2万件)】: 無事発見
・【家屋評価書の控え(約2千件)】: 焼失(庁内システム内にデータあり)
・【口座振り込みの申込用紙など(数万件)】: 焼失(庁内システム内にデータあり)

 この記事には、上記3種以外の文書について記載はありませんが、市税収納課の事務室にあった文書はこれだけではないでしょう。それらがどうなったのかは不明です。
  本当に何があるのかわからない毎日です。事前の対策の重要性を改めて認識させられる事件でした。

2013年7月16日

文書管理セミナーに参加しませんか?

 8月8日(木)の第17回文書管理セミナーのご案内については、ホームページやこのブログ内でもご紹介させていただいておりますが、各自治体の文書管理担当者を中心に参加申込みが集まってきているところです。ご期待に応えられるよう、鋭意準備を進めております。 
 今回も、すばらしい講師をお招きして、文書管理の重要性から、災害対策、歴史資料の保存まで幅広いテーマで皆様をお待ちしております。

 ・文書管理について知識を深めたい。
 ・他団体の状況を知りたい。
 ・規程の見直しや条例の制定を検討している。 
 ・書庫整理や歴史資料保存の具体的な手法を知りたい。
 ・職員研修を考えている。
 ・効率的に文書を管理できるソフトを検討したい。

 このようなご要望やお考えをお持ちの方に、ぜひお聴きいただきたい内容となっております。 
 また、いつもエフエムラジオから素敵な声を届けてくれております RADIO BERRY パーソナリティの鹿島田千帆様の特別講演もご用意しています。

 忙しくてすべての講演を聴くのは難しいという方は、1つの講演のみの参加も可能です。
 
 参加費も無料ですので、この機会に文書管理の理解をより深めてみませんか?
 社員一同、心からお待ちしております。

2013年7月8日

企業資料が直面する課題

 7月6日(土)の日本経済新聞 文化面(40頁)に、「企業の所蔵資料 散逸の危機」という記事が掲載されました。

 文化部の松岡資明編集委員によるもので、同氏は長年にわたり歴史資料の保存・活用に関する事例や課題を取材されているほか著書も多数あり、この分野では国内の第一人者です。

 記事では、企業が創業いらい利用・保存してきた膨大な資料が、企業買収・経営統合・倒産や廃業といった経営環境の急激な変化により行き場を失いかねない状況が差し迫っていることを報じています。
 また、かろうじて個人レベルの有志により支えられている事例を紹介し、受け入れ体制(場所、仕組みなど)の整備が急がれることもあわせて指摘されています。

 最後に、松岡様は記事をこう締めくくっています。
「資料は歴史研究や政策立案に不可欠な知的資源なのに粗雑に扱われる。【中略】デジタル化すれば紙の原本は不要との誤った認識も危機に拍車をかける。【中略】 英国やカナダなどでは公文書に加えて企業や個人の記録資料も社会が保存していく仕組みができており、資料は公共の資産と考えられている。」

 このような状況をすこしでも改善できるよう、私たちも微力ながら頑張っていこうと感じています。

2013年7月2日

「公文書管理」条例に関する動き 25

 相模原市長から平成24年4月24日に歴史的公文書の保存・利用を含めた公文書の管理の在り方等について諮問を受けた相模原市情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会が、平成25年6月17日、市長に「公文書の管理の在り方等に関する答申」を提出しました。
 この答申においては、「(仮称)相模原市公文書管理条例」の整備が求められています。

 相模原市情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会は、従来から設置されていた情報公開・個人情報保護審議会の役割、名称を改正した組織です。
 「公文書の管理の在り方等に関する答申」は、この相模原市情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会内に設置された公文書管理部会における約1年の検討の結果です。

 公文書管理部会の会議録、「公文書の管理の在り方等に関する答申」は、以下で確認できます。
「公文書管理部会会議録」
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shikumi/17561/002925.html
「公文書の管理の在り方等に関する答申」
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/026/617/20130617_toushin.pdf