2015年2月23日

行政文書の管理に関するガイドライン 2

 平成27年1月23日付で「行政文書の管理に関するガイドライン」が一部改正され、「第10 公表しないこととされている情報が記録された行政文書の管理」が追加されました。
 この「第10 公表しないこととされている情報が記録された行政文書の管理」には、以下の2点が記載されてます。

1.特定秘密である情報を記録する行政文書の管理

2.特定秘密以外の公表しないこととされている情報が記録された行政文書のうち秘密保全を要する行政文書(特定秘密である情報を記録する行政文書を除く。以下「秘密文書」という。)の管理

 改正後の「行政文書の管理に関するガイドライン」は、内閣府のサイトに掲載されています。
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/hourei/kanri-gl.pdf
 なお、この改正に先立つ平成27年1月21日、公文書管理委員会においてなされた検討については、公文書管理委員会(第39回)の議事録に記録されています。

 また、この第39回公文書管理委員会においては、「平成25年度における公文書等の管理等の状況について」が資料として配布されました。第39回公文書管理委員会の配付資料や議事録等については、内閣府のサイトで確認することができます。
http://www8.cao.go.jp/koubuniinkai/iinkaisai/2014.html


2015年2月16日

前整理

 文書をスキャナで電子化する、またはマイクロフィルムに撮影する際、すぐにその作業に入れるわけではありません。
 その前準備として色々な手間が必要な場合が多いのです。
 ・文書をファイルから外す、または製本をばらす。
 ・ホチキスを外す。
 ・折られている文書をのばす。
等々。

 その他にも文字の濃さやカラーモノクロの別、両面や付せんの有無等についても確認しておかなければなりません。
 また、「もれ」を防止するために、1枚1枚に連番を振ったり、ページ数を数えておくという事も必要になるでしょう。
 そうした前準備があってこそ、次の電子化や撮影の作業が効率的に進みます。

 料理の際の、野菜を切っておく、肉を解凍しておく等の下準備に似ていますね。

2015年2月12日

「餃子の街」で思うこと

 「餃子の街」で思い浮かぶのは、わが宇都宮市と浜松市といったところでしょうか。(福岡市の鉄鍋餃子も美味しいですよね!)

 その餃子の年間消費量で、昨年、浜松市が1年ぶりにトップに返り咲いたそうです。
 そう、宇都宮市と浜松市は、例年激しいデッドヒートを繰り広げているのです!
 宇都宮市民としては残念な結果でしたが、浜松市のトップ奪還にかける熱意に頭が下がります。

 ちなみに、根拠となる統計データの基は「総務省家計調査」の「調理食品」にある「餃子」のデータだそうです。
 聞くところによると、このデータはスーパーや食料品店で購入された餃子が対象であり、飲食店で提供された餃子は含まれていないとのこと。

 出張や旅行で宇都宮市にいらした方が、市内に点在する餃子店を巡りながら味比べを楽しまれている光景を見るかぎり、統計データに「店舗での売上高」を合算してみるとどのような結果になるのか、興味深いところです。

 なにかを判断するにあたっては、「数値化された事実」と「現場の実態」のどちらも欠かせないですよね。

2015年2月2日

10年大昔・・・

 先日、テレビ番組を視ておりましたら、今年「平成27年」は「昭和90年」にあたるとのことでした。ちょっと調べてみたところ、以下が判明しました。

 「平成27年」は、「明治148年」「大正104年」「昭和 90年」。
 意外だったのは、現在、江戸時代からたった150年しかたっていないということです。同時に感じたのが「たった150年でこれほど分からなくなってしまうものか」という驚きです。

 今日、社会が変化するスピードは、加速度的に速くなっています。「10年一昔」ということばがありますが、いまや、10年は「大昔」、「一昔」は3年、5年といった印象です。そして、この変化のスピードは、人が過去を忘れるまでの時間にもきっと影響を与えることでしょう。

 これは、個人にとっても、組織的にとっても「忘れてはならない記録をどのようにつくり、どのように残すか」という課題につながるような気がします。