2013年9月9日

尊敬する「リーダーの姿」

 2020年のオリンピックが東京で開催されることになりました。
 さまざまな意見がありますが、強力なライバルを相手に勝利して手にした栄冠を、ここは手放しで喜んでいます。

閑話休題。

 いわゆる「有能なリーダー」といわれる方々はたくさんいらっしゃいますが、トヨタ自動車の豊田章男社長は、私が「見習いたい!」と思っている経営者のひとりです。
 群を抜いた品質とコスト競争力を背景に、世界でも有数の企業であるトヨタ。
伝統の堅実経営を実践し、国内生産の空洞化を懸念する意見に対しては「石にかじりついてでも、一定規模の国内生産や雇用を死守する」という明確なメッセージを発信し、関係者の不安を吹き飛ばしました。

 一方で「無類のクルマ好き」という一面もあるらしく、社長に就任する前から激務の合間にレースに参戦することもしばしばで、運転テクニックも相当なものだとか。
 そういえば、最近のトヨタはクルマもCMも強く印象に残るものが多い気がしませんか?
 「ピンクのクラウン」
 「シャア専用オーリス」
などを見たときは「へえ、あのトヨタがここまでやるか!」というのが率直な感想でした。

 守るべき伝統を継承しながら、あらたなメッセージを発信する姿。
ひとりの「リーダー」として、また「クルマ好き」として、豊田社長から目が離せません!