案件の文書量が多い時にパイプファイルを使用しますが、大量の文書の中から該当する文書を探す場合にはとても苦労します。
ただし、中の一枚をコピーしたい場合等は、長い金属棒のおかげで、穴に通したまま、ばらけてしまう恐れなく文書を取り出し、戻す事ができます。
一方、フラットファイルの場合は、途中の文書を取り出す時には、概要文書よりも上の文書を穴がずれないように慎重においておく必要があります。
また、フラットファイルの場合、それごと数冊持ち出す事が可能ですが、重いパイプファイルの場合は困難を要します。
どちらも利点と欠点があり、用途に応じた活用が必要です。
それでも、1冊1冊が薄く、それ毎にファイルタイトルがついたフラットファイルの方が一番効率に影響する「検索時間」を考えると優位と感じます。
しかし、その優位性を発揮するためには、検索に必要な「具体的なファイルタイトル」が必須である事は言うまでもありません。