2013年7月23日

文書の危機管理とは

 去る7月12日、宝塚市役所で放火事件が発生しました。まずは、死者が出なかったことが本当に何よりでした。
 ネット上に公開されている現場(市税収納課)の画像を見ると焼けた紙片が多く見られます。
 日経電子版(2013/7/14 20:08)の「焼失と発表の市税台帳は無事 放火の宝塚市役所」には、3種の文書の被害について以下の事実が記されています。

・【市税の滞納や徴収に関する台帳(約2万件)】: 無事発見
・【家屋評価書の控え(約2千件)】: 焼失(庁内システム内にデータあり)
・【口座振り込みの申込用紙など(数万件)】: 焼失(庁内システム内にデータあり)

 この記事には、上記3種以外の文書について記載はありませんが、市税収納課の事務室にあった文書はこれだけではないでしょう。それらがどうなったのかは不明です。
  本当に何があるのかわからない毎日です。事前の対策の重要性を改めて認識させられる事件でした。